引っ越し先の防災

2026年9月29日確認
引っ越し先が決まったら、ハザードマップで住所の災害リスクと近くの避難場所を確かめます。詳しく

入居の日には、家具の固定と、火災警報器・ガス・ブレーカーの場所を確かめます。

  • 住所の災害リスクを地図で見る
  • 避難場所と避難所は別もの
  • 入居日に警報器とブレーカーを確認

やることの順番

物件を決めるときに災害リスクを見て、入居の日に警報器・ガス・ブレーカーの場所を確かめます。

1. 物件を選ぶとき・決まったとき:重ねるハザードマップと市区町村のハザードマップで、住所の災害リスクを見る。

2. 引っ越し前:近くの指定緊急避難場所と指定避難所、そこまでの道を確かめる。

3. 入居の日:住宅用火災警報器が付いているか、ガスの元栓・メーターと分電盤(ブレーカー)の場所を確かめる。

4. 家具を置くとき:寝る場所と出入り口をふさがない配置にし、固定する。

5. 落ち着いたら:市区町村の防災情報(防災メール・防災アプリなど)に登録し、家族と災害時の連絡方法を決める。

住所の災害リスクとハザードマップ

「重ねるハザードマップ」に住所を入れると、洪水・土砂災害・高潮・津波のリスクが見られます。市区町村のハザードマップもあわせて見ます。

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国土交通省のハザードマップポータルサイトの「重ねるハザードマップ」は、住所を入れるだけで、その場所の洪水・土砂災害・高潮・津波のリスクを地図で見られます。道路防災情報や、土地の特徴・成り立ちも重ねて表示できます(国土交通省)。

現在地からも調べられ、災害リスクを文字で表示する機能もあります。指定避難所も表示できます(国土交通省)。

物件を決める前に見ておくと、住む場所の選び方の参考になります。

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市区町村は、法令に基づいてハザードマップを作って公開しています。同じポータルサイトの「わがまちハザードマップ」から、引っ越し先の市区町村のハザードマップを探せます(国土交通省)。

市区町村のハザードマップには、避難場所や避難所、避難の目安などが載っていることがあります。紙の地図を配っている市区町村もあるので、役所に問い合わせます。

地図の内容やリスクの読み方は、作った機関(市区町村など)に問い合わせます(国土交通省)。

避難場所と避難所の違い

指定緊急避難場所は命を守るために逃げる場所、指定避難所はとどまる場所です。災害の種類ごとに、どこへ逃げるかを確かめます。

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指定緊急避難場所は、災害の危険から命を守るために緊急に逃げる場所です。洪水、崖崩れ・土石流・地滑り、地震、津波、大規模な火事など、災害の種類ごとに市区町村が指定します(内閣府)。

指定避難所は、避難してきた人が一定の期間とどまるための施設で、災害の種類に限らず指定されます(内閣府)。

同じ施設が両方を兼ねることもありますが、災害の種類によっては使えない避難場所があります。引っ越し先では、洪水・地震・津波など災害ごとに、どこへ逃げるかを確かめておきます。

  • 目的

    指定緊急避難場所
    差し迫った危険から命を守るため、緊急に逃げる
    指定避難所
    避難した人が一定の期間とどまる
  • 指定のしかた

    指定緊急避難場所
    災害の種類ごと(洪水・土砂・地震・津波・大火事など)
    指定避難所
    災害の種類に限らない
  • 確かめること

    指定緊急避難場所
    災害ごとに、どこへ逃げるか・そこまでの道
    指定避難所
    とどまる場所・家から持っていく物

入居の日に確かめること

住宅用火災警報器と、ガスのメーター・分電盤・水道の止水栓の場所を確かめます。

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住宅用火災警報器:戸建てを含むすべての住宅に、住宅用火災警報器の設置が義務付けられています。基本は寝室と、寝室がある階の階段の上部です(1階の階段は除く)。市区町村の条例で、台所などにも必要な地域があります(消防庁)。

付いているかを確かめ、点検ボタンを押して作動を確かめます。寿命は10年とされ、設置から10年を目安に交換します(消防庁)。賃貸では、付いていない・古いときは管理会社に相談します。

ガスの元栓とメーター:ガスメーター(マイコンメーター)は、震度5相当以上の揺れや多量のガス漏れのときに自動でガスを止めます。止まったときは、ガス臭くないかを確かめてから、復帰ボタンで戻します。戻した後3分以内にガスを使うと、また止まることがあります(経済産業省)。入居の日にメーターの場所と復帰ボタンを見ておきます。

分電盤(ブレーカー):大きな地震の後は、停電が戻ったときなどに電気が原因の火災が起きることがあります。避難するときはブレーカーを切ります。揺れを感じて自動で電気を止める「感震ブレーカー」は、不在のときや、ブレーカーを切って避難する余裕がないときに電気火災を防ぐ手段です(政府広報オンライン・経済産業省)。入居の日に分電盤の場所を確かめます。

水道のメーターと止水栓の場所も、あわせて確かめておくと、水漏れのときに役立ちます。

新居の家具の固定と配置

家具は倒れるものと考えて固定し、寝る場所と出入り口をふさがないように置きます。

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大きな地震では「家具は必ず倒れるもの」と考えて、倒れないよう壁に固定します(首相官邸)。

寝室や子ども部屋には、できるだけ家具を置きません。置くときは背の低い家具にし、倒れても出入り口をふさがない向き・配置にします(首相官邸)。

固定の器具は、L型金具の効果が大きいとされます。壁に穴を開けられない賃貸などでは、家具の底にストッパー式や粘着マット式の器具を置き、家具と天井のすき間をポール式の器具で突っ張る、2つを組み合わせる方法があります(内閣府)。

家具の固定のしかたは、消防庁の資料「地震による家具の転倒を防ぐには」にくわしくあります。引っ越しで家具を置く日にあわせて固定すると、置き直す手間が省けます。

災害のときの連絡方法と防災情報

家族との連絡方法を決め、災害用伝言ダイヤル(171)を一度試します。市区町村の防災情報にも登録します。

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大きな災害の後は電話が混み合ってつながりにくくなります(総務省)。家族との連絡方法を前もって決めておきます。

災害用伝言ダイヤル(171)は、被災地の人の電話番号あてに、安否を音声で録音し、全国から再生できるサービスです。171にかけてガイダンスに従い、連絡を取りたい人の電話番号を入れます(総務省)。

録音は1つの伝言につき30秒以内、1つの電話番号に1〜20件の伝言を登録できます(総務省)。携帯電話のネット機能で文字の伝言を残す「災害用伝言板」や、ネットの「災害用伝言板(web171)」もあります。

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毎月1日と15日、正月三が日(1月1日〜3日)、防災とボランティア週間(1月15日〜21日)、防災週間(8月30日〜9月5日)は体験利用ができます(総務省)。引っ越したら家族で一度試しておきます。

新しい住所の近くで家族が集まる場所(避難場所など)も決めておきます。

国土交通省の「防災ポータル」は、ハザードマップや災害別の対処法、被災後の生活の情報など、防災のサイトやアプリをまとめた入口です(政府広報オンライン)。

引っ越し先の市区町村が出している防災メールや防災アプリ、防災の情報サイトがあれば登録します。旧住所の市区町村の防災メールは、必要なければ登録を外します。

飲料水と食料の備蓄も、引っ越しを機に見直します。飲料水は1人1日3リットルを目安に3日分、できれば1週間分の備蓄が望ましいとされています(首相官邸)。

関係する手続き

よくある質問

引っ越し先の災害リスクはどう調べますか?

国土交通省の「重ねるハザードマップ」に住所を入れると、洪水・土砂災害・高潮・津波のリスクを地図で見られます。市区町村のハザードマップも「わがまちハザードマップ」から探せます。

避難場所と避難所は何が違いますか?

指定緊急避難場所は命を守るために緊急に逃げる場所で、災害の種類ごとに指定されます。指定避難所は避難した人が一定の期間とどまる施設です。

賃貸に住宅用火災警報器は付いていますか?

すべての住宅に設置が義務付けられています。基本は寝室と、寝室がある階の階段の上部です。付いていない・古いときは管理会社に相談します。寿命は10年が目安です。

災害用伝言ダイヤルはいつ試せますか?

毎月1日と15日、正月三が日、防災とボランティア週間(1月15日〜21日)、防災週間(8月30日〜9月5日)に体験利用できます。

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